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【ネタバレなし】映画「追いつめられて」(ブラッド・ピット デビュー作)

この記事では、名優ケビン・コスナーの、意外と知られていない若き日の秀作サスペンス「追いつめられて」を解説します脇を固める俳優陣の演技も秀逸ですが、実はブラッド・ピットの映画デビュー作であるのも見どころです!

この映画を観るか迷っている方は、後でご提案する ”ジャッジタイム” までお試し視聴する手もあります。これは映画序盤の、作品の世界観と展開が ”見えてくる” 最短のタイミングのことで、作品が気に入らなかった場合に視聴を離脱する目安タイムです。

もし、この映画が気に入らなかった場合でも、このジャッジタイムで観るのを止めちゃえば時間の損切りができます。タイパ向上のための保険みたいなものです。

この映画を初めて観る方のことも考えて、ネタバレなし で、作品の特徴見どころを書いて行きます。この映画の予習情報だとお考えください。

この映画を観るかどうか迷っている人観る前に見どころ情報をチェックしておきたい人 のことも考え、ネタバレしないように配慮しています。

目次

ジャッジタイム (ネタバレなし)

本作における、観続けるか、中断して離脱するかのジャッジタイムは、

  • 是非最初の29分00秒まではお付き合いください
29分00秒

ストーリー展開が見えてきますので、ここまで来てワクワク(ハラハラ)出来るようであれば続けて視聴。あまり好きじゃないなと思ったら離脱ということで、おススメします。

概要 (ネタバレなし)

1987年公開のサスペンス映画。舞台は国防総省(通称ペンタゴン)。ケビン・コスナー扮するキャリア志向の強い海軍中佐トム・ファレルが、同窓生の後押しもあって国防長官の側近に抜擢されるものの、色恋沙汰も絡む殺人事件に巻き込まれ、次第に追い詰められていく様が描かれる。なので原題は「No Way Out(≒ 逃げ場がない)」、邦題が「追いつめられて」となっています。

ケビン・コスナーは、同年先行して公開された「アンタッチャブル」の主演に抜擢され、人気も評価もうなぎ登りに高まったが、本作では微妙なヒット、微妙な評価となった。ここから数年間コスナーは、名作と駄作が交互にやってくる俳優(アンタッチャブル → 追いつめられて → フィールド・オブ・ドリームス → リベンジ → ダンス・ウィズ・ウルブス) という大変不名誉な評判が付くキッカケになったのが本作だ。

しかし筆者の個人的感想を述べると、この映画のスリリングな展開は一見の価値あり!だと確信していて、ケビン・コスナーの作品の中でも「アンタッチャブル」「フィールド・オブ・ドリームス」に続く秀作だと思う。上映時間も114分と標準的な長さで、髪の毛フサフサ時代のケビン・コスナーの制服姿やジーンズ姿がカッチョイイので、是非ご覧いただきたい!

見どころ (ネタバレなし)

俳優陣の演技

まずは何と言っても若きケビン・コスナーがとにかくカッコイイというのが挙げられる。この主演俳優がカッコよくないと、このシナリオは成立しないので、フサフサ・コスナーを安心して観ていられます。海軍将校の真っ白な制服姿、パーティーでの蝶ネクタイ姿、ジーンズ姿、全力疾走する姿、そして半裸と、堪能しましょう。

ケビン・コスナーの演技だって悪くないです。国防総省での武官に抜擢された直後から、知恵を巡らせ他の省庁との政治駆け引きも卒なくこなし意気揚々の若き中佐が、殺人事件に巻き込まれて一気に歯車が狂い、次第次第に追い詰められていく演技は、緊張感が非常に高く、観ているこっちも巻き込まれてハラハラします。

相手役女優のショーン・ヤングもバッチリです。この役が美人で聡明で、ちょっぴり皮肉屋で、でもしっかり恋に落ちる。この人の演技と存在感がしっかり存在するお陰で、ストーリーが転がって行き、ちゃんとシナリオが成立します。この女優さん、分かりますかね?本作の5年前に公開された「ブレードランナー」で、近未来の不思議なオーラをまとった美女レイチェル役やってたの。あの人です。

国防長官役のジーン・ハックマン(の演技)が憎たらしいです。「フレンチ・コネクション」で刑事役をやったかと思えば、スーパーマン・シリーズで海千山千の敵役。一転「ミシシッピ・バーニング」で執念の刑事役かと思えば、「許されざる者」や「ザ・ファーム 法律事務所」への系譜に繋がって行くと言って良いんじゃないでしょうか?本作でも、若いカップルの前に立ちはだかる大きな大きな敵役。上述の2人とちゃんとバランスが取れています。

国防長官を親身になって補佐する、法律顧問役のウィル・パットンも良いです!この人、本作と「アルマゲドン」ぐらいでしか印象が無いんですが、この作品でのこの人の演技良いです!

シナリオ

本サイトでは、ネタバレを回避することを宣言していますので、不必要な情報を垂れ流すことは自粛しますが、シナリオが良いです。ケビン・コスナー目線でハラハラする展開を楽しんでください。2時間なんてあっという間です。

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その他の情報

筆者のおススメ度合いは、 4.0/5.0 です。
現代になって改めて鑑賞すると、少し性描写が過剰で、そこを敬遠する方もいらっしゃるかも知れません。そこを加味してみました。でも、総論筆者のおススメ度は高いです!

あわわっち

ショーン・ヤングは、本作の後1988年に共演したジェームス・ウッズと交際に発展するも破局。その後ウッズ氏に対してストーカー行為を繰り返し、裁判所から接近禁止令が出てしまったとのこと

あっつ

何と本作は、ブラピことブラッド・ピットの映画デビュー作です!台詞も無いエキストラですが、上映開始から36分頃にパーティー客として、ケビン・コスナーの左隣りに映り込んできます。そして、何故か笑い声だけバッチリ録音されています。

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