話題の記事続編なのに1作目の質を超えた映画5選

【あらすじ・ネタバレなし】キル・ビル Vol.2 二部作の最終章

この記事では、クエンティン・タランティーノがユマ・サーマンを主演に迎えて製作したアクション二部作の2作目、「キル・ビル Vol.2」の解説をします。特に1作目とどの辺りが異なるのかを重点的に解説していきます。

この映画を観るか迷っている方は、後でご提案する ”ジャッジタイム” までお試し視聴する手もあります。これは映画序盤の、作品の世界観と展開が ”見えてくる” 最短のタイミングのことで、作品が気に入らなかった場合に視聴を離脱する目安タイムです。

もし、この映画が気に入らなかった場合でも、このジャッジタイムで観るのを止めちゃえば時間の損切りができます。タイパ向上のための保険みたいなものです。

この映画を初めて観る方のことも考えて、ネタバレなし で、作品の特徴あらすじ(ジャッジタイムまでに限定)、見どころを書いて行きます。この映画の予習情報だとお考えください。

この映画を観るかどうか迷っている人観る前に見どころ情報をチェックしておきたい人ことも考え、ネタバレしないように配慮しています。

タランティーノお得意の時間軸の入れ替え、カメラワークによる人物上の描写、そしてアクション・シーンなど、この作品の魅力に触れて行こうと思います。是非この作品の世界に足を踏み入れてみてください!

目次

ジャッジタイム (ネタバレなし)

本作における、観続けるか、中止するかを判断するジャッジタイムは、

  • 上映開始から14分45秒のタイミングをご提案します。
14分45秒

ここまでご覧になると、前作Vol.1の前日譚が見えます。よって、Vol.1 への経緯をここでおさらいして頂いて、Vol.2 への新たな展開に備えて頂くのが良いと考えました!

Vol.2 をご覧になる方は、既にVol.1 の洗礼をくぐり抜けてきていると思うので、ウォーミングアップ代わりに15分ぐらいあれば十分ですよね。

概要 (ネタバレなし)

この映画の位置づけ

「キル・ビル Vol.2」は、2004年に公開されたアクション映画。クエンティン・タランティーノが脚本と監督を務めている。前年の2003年に公開された「キル・ビル Vol.1」の続編であり、当キル・ビル・シリーズ二部作の最終章でもある。

前作は日本テーストが満載でしたが、果たして本作では、どこの国のテーストが強くなるか?それは、ご覧になってのお楽しみにしておきましょう!

本作はもともとは1本の作品であったが、上映時間が4時間を超えてしまうことから、2本に分けて公開されたその2本目という訳だ。ただし、1作目とは意外と雰囲気が異なるので、1作目の複製と思わないでご覧いただきたいです。

本作ではどこの国のテーストが強くなるでしょうか?

あらすじ (14分45秒のポイントまで)

血だらけで床の上に横たわる花嫁キドー(ユマ・サーマン)。それに話しかけるビル(デビッド・キャラダイン)。キドーが「ビル、お腹にあなたの・・・」と言いかけるが、ビルはキドーの頭を問答無用で撃ち抜く。

オープンカーに乗り、最後の決着を付けるためにビルのもとに向かうキドー(ユマ・サーマン)。

全ての発端となった、エルパソのトゥー・パインズ教会で起きた銃撃事件を振り返る。

エルパソの古い小さな教会で全ては始まる

第6章 – 第6章 – ツゥー・パインズ教会の惨殺

実は事の発端は、結婚式ではなく結婚式の予行練習で起きた。新婦であるキドーは、花嫁衣裳に袖を通す機会を増やすべく、予行演習でも本番さながらの恰好で臨んでいた。

牧師の進行により、式本番の段取りを確認する関係者。身寄りは居ないと既に告げたキドーに、牧師の母親がしつこく誰かに参列して貰うべきだと食い下がった。

キドーは、気分を変えるべく教会の外の空気を吸いに行く。するとそこには、静かに横笛を吹くビル(デビッド・キャラダイン)がいた。

キドー(ユマ・サーマン)は、突然現れたビルに戸惑いながらも、自分は、新郎のトミーとエルパソで中古レコード店を営み、そこで子供も育てて行くつもりだと宣言する。

ビルは、身寄りのないキドーのために、結婚式に参列してやりたいだけだと話す。

美しい花嫁衣裳姿のキドー(ユマ・サーマン)

そこに新郎トミーが様子を見に現れ、キドーはとっさにビルを自分の父親だと紹介する。トミーとビルは挨拶を交わし、3人はその夜の食事の約束をし、新郎新婦は予行演習に戻ることにする。

キドーは最後に、もう一度ビルに歩み寄って2度キスをして、正真正銘の別れを告げる。これを受け入れるビル。

ビルの態度に安心しきって予行演習に戻るキドー・・・

ところが、教会の前に自動小銃で武装した男女4人が忽然と現れ、そのまま教会の中に歩みを進め、静かに教会内を乱射する。

これが全ての発端となった”トゥー・パインズ教会の惨劇”だ・・・

見どころ (ネタバレなし)

ストーリー重視

2作目の「キル・ビル Vol.2」は、1作目の「キル・ビル Vol.1」と比較して、よりストーリー重視になっています。あらすじを読んで頂いても分かるように、ユマ・サーマンが扮するキャラクターの名前が「キドー」であることが(さりげなく)明かされたり、教会での惨劇への経緯が語られたりしていますね。

これは、この2作目全般を通して言えることで、それぞれの登場人物の背景に切り込むことで、よりキャラクターが際立ち、そんな彼ら彼女らが交錯することに生まれた愛憎みたいな物に焦点が当たっていきます。とにかく日本風チャンバラ劇に終始した(笑)一作目とは趣が異なる魅力を感じて頂けると思います。

ユマ・サーマンの女優としての魅力が全開!

冒頭のオープンカーのシーンは、金髪を風になびかせて疾走する感じが、1950年代のグレース・ケリーを思わせるような美しさです。

あわわっち

独白している台詞の内容とのギャップがエグイんだよな(笑)

また、上述のジャッジタイムまでのシーンだけでも、ユマ・サーマンの美しさがふんだんに画面から溢れ出てくるんですよねぇ。撮影当時32,3歳だったユマ。白黒のシーンでも花嫁姿のゴージャスさが伝わってきます。

キル・ビル Vol.1」では、バストアップの近影のみ、かつ既に血だらけボコボコのメイクだったユマ。Vol.2では上述のあらすじに書いた通り、教会のシーンで思う存分花嫁姿を観ることが出来ます。妊娠している設定なので、お腹は大きくなっていますが、とっても綺麗です。

あっつ

この作品を観ながら、何度も「足、長っ!」って声に出しちゃいましたw

ただし、その美しさだけに目を奪われていてはいけません!ストーリー重視の2作目においては、ユマ扮するキドー/ブライドのちょっとした表情の変化から、ビルに対する愛情、畏敬、諦観が折り重なって伝わってきます。こういう振りが存分に効くからこそ、ビルを執拗に追い回す復讐劇が成立する。ひいては「Kill Bill」というこの映画の存在意義が実現されます。

あわわっち

2作目にしてようやく、全てはココから始まったのね・・・と(笑)

画面の色が綺麗

少し触れましたが、あらすじを述べたシーケンスは白黒です。その後はもちろんカラーに切り替わる訳ですが、章ごとに色味が少しずつ切り替わって行くのがタランティーノらしい演出。ご興味があれば、その辺にも注目してご覧になると、より楽しいかも知れません。

趣の異なる格闘シーン

キル・ビル Vol.1」では、日本映画伝統の殺陣(たて)を基調とした格闘シーンのオンパレードでした。本作Vol.2 ではいささか異なる趣の格闘シーンが出てきます。ネタバレになるので皆まで述べませんが、その辺りも前作と比較しながらご覧になると面白いと思います。

趣の異なる格闘シーンを楽しもう!

長過ぎて2つに切ったこの両作品。元々は1つの作品であったことに鑑みると、格闘シーン1つ取ってみても、タランティーノ監督は色んなアプローチを試みているのねと感心してしまいます!

マイケル・マドセンのドSぶり

タランティーノ映画常連のマイケル・マドセン。本作以外でも「レザボア・ドッグス」「キル・ビル Vol.1」「ヘイトフル・エイト」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」と出演していますが、「キル・ビル Vol.1」では、まだその存在は温存されていましたね。果たしてこのVol.2では、その”ドS”演技が炸裂するのか?

あっつ

楽しみにしておいてください!www

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その他の情報

この作品に対する☆評価ですが、

総合的おススメ度 4.0/5.0Vol.1よりマシですが、暴力シーン多いです。
個人的推し 4.0/5.0Vol.1の方が好きかも・・・
企画 4.0/5.0タランティーノの完全趣味的映画(笑)
監督 4.5/5.0 アクションシーンの演出に磨きが掛かってます!
脚本 3.5/5.01作を2つに切った歪を若干感じます。
演技 4.0/5.0Vol.1よりキャラ付けがシッカリしているような
効果 4.5/5.0オマージュの再現性!
こんな感じの☆にさせて貰いました

個人的に、超大好きという映画ではないですね。よって、総合的おススメ度もそれに準ずる☆にさせて貰いました。

遊び心、それを具現化する俳優陣、特殊効果。それらは本当に素晴らしいですね!ただ、この2作目の全体構成を評価した時に、果たして単独作品として良く練られているか?というと若干疑問符です。

Vol.2は、Vol.1(113分)と比較して長めの136分です。感覚的にもう少し長く感じてしまうかも。

製作費は3千万ドルで、正解興行収入は1億5千万ドルなので、十二分なヒット作です。ただVo.1の1億8千1百万ドルよりは若干劣るというところをどう評価するか?ですね。

あわわっち

タランティーノ作品のファンを自認する方は、非常にアイコニックな作品なので、必須科目だと思います。

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