話題の記事続編なのに1作目の質を超えた映画5選

【ネタバレなし】映画「めぐり逢えたら」/話題の主題歌やあらすじも

この記事では1993年公開の「めぐり逢えたら」について解説します。ロマンティック・ラブ・コメディのド本命。公開から30年の時を経て、何故いまだにこの作品が観る者を魅了するのか?その秘密に迫れればと思います。トム・ハンクス、メグ・ライアン、ノーラ・エフロンというラブコメ黄金トライアングルによる何とも心地よい世界。

この映画を観るか迷っている方は、後でご提案する ”ジャッジタイム” までお試し視聴する手もあります。これは映画序盤の、作品の世界観と展開が ”見えてくる” 最短のタイミングのことで、作品が気に入らなかった場合に視聴を離脱する目安タイムです。

もし、この映画が気に入らなかった場合でも、このジャッジタイムで観るのを止めちゃえば時間の損切りができます。タイパ向上のための保険みたいなものです。

この映画を初めて観る方のことも考えて、ネタバレなし で、作品の特徴あらすじ(ジャッジタイムまでに限定)、見どころを書いて行きます。この映画の予習情報だとお考えください。

この映画を観るかどうか迷っている人観る前に見どころ情報をチェックしておきたい人ことも考え、ネタバレしないように配慮しています。

男性目線でも、女性目線でも、何度でも楽しめちゃうこの名作。初めて観る人も、繰り返し観ている人も、ちょっと足を止めて、この作品の魅力を一緒に確認してみませんか?

目次

ジャッジタイム (ネタバレなし)

この映画を観続けるか、見限るかを判断するジャッジタイムですが、

  • 上映開始から22分00秒のポイントをご提案します

この辺りまでご覧になると、主要な登場人物の置かれた状況が分かり、かつこのストーリーの焦点が、少しずつ形作られてくると思います。「こういう雰囲気の映画好きだな」と思われるか「うーん、こういうのあんまり趣味じゃない」と思われるか、ご判断ください。

概要 (ネタバレなし)

本作品の位置づけ

「めぐり逢えたら」(原題: Sleepless in Seattle) は、1993年公開のロマンティック・ラブ・コメディ。原題の ”Sleepless in Seattle” とは、劇中でトム・ハンクス扮するサムに、あるラジオ番組が名付ける ”シアトルの眠れぬ男” というニックネームである。ただし、本作が「めぐり逢い」(1957年・原題:An Affair to Remember) をモチーフにしているため、日本配給時に配給会社が両者を関連付けるべく「めぐり逢えたら」と題して公開した。

ラブコメの巨匠、ノーラ・エフロンが監督、脚本(デヴィッド・S・フォードと共著)を務めている。この事実からも分かるように、本作は非常にノーラ・エフロン色が強い作風となっている(詳細は下「見どころ」で)。

邦題 原題 公開年 監督 脚本 製作
シルクウッド Silkwood 1983
心みだれて Heartburn 1986
恋人たちの予感 When Harry Met Sally… 1989
マイ・ブルー・ヘブン My Blue Heaven 1990
ディス・イズ・マイ・ライフ This Is My Life 1992
めぐり逢えたら Sleepless in Seattle 1993
ミックス・ナッツ/イブに逢えたら Mixed Nuts 1994
マイケル Michael 1996
ユー・ガット・メール You’ve Got Mail 1998
ラッキー・ナンバー Lucky Number 2000
電話で抱きしめて Hanging Up 2000
奥さまは魔女 Bewitched 2005
ジュリー&ジュリア Julie & Julia 2009
ノーラ・エフロンの制作作品

主演のメグ・ライアンはノーラ・エフロンの作品に都合4作(「恋人たちの予感」「めぐり逢えたら」「ユー・ガット・メール」「電話で抱きしめて」)出演しており、上の表にあるように本作は「恋人たちの予感」以来のコラボであった。そして、トム・ハンクスも加えた3人組という観点では、本作の5年後「ユー・ガット・メール」で再びタッグを組み、大成功を収めることになる。

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この「めぐり逢えたら」(1993年)は、トム・ハンクスは「フィラデルフィア」(1993年) に、メグ・ライアンは「男が女を愛する時」(1994年) に出演する直前に制作されており、2人が本格的にシリアス路線に進出する寸前の作品である。よって、ラブコメの王様・女王としてピークの時期に撮られたと言っても過言ではない。

商業的成功

本作は上映時間105分と少し短めな構成である。2千1百万ドルの製作費に対して、世界興行収入は2億2千8百万ドルを叩き出し、10.9倍のリターンをもたらした大ヒット作である。

10.8倍のリターン

筆者の個人的な経験に基づく話だが、アメリカ人の友人は、ほぼ全員この “Sleepless in Seattle” という映画のことを知っている。なので、例えば嫌なことがあった時とかに、それを茶化して ”昨夜はその出来事のせいで眠れなかった。Sleepless in Tokyo” とか言ったりすると、間違いなく冗談として通じる。それぐらいスタンダードな存在として位置付けられているようだ。

あらすじ (22分00秒の時点まで)

妻マギーを突然のガンで亡くしたサム(トム・ハンクス)は、7歳の一人息子ジョナ(ロス・マリンジャー)と取り残される。サムは、建築士の仕事に没頭することで、愛した妻を必死に忘れようと励むが、全く上手くいかない。そこで、マギーとの思い出が溢れるシカゴを離れ、親子二人でシアトルに転居する。

妻の死から18か月が経過し、クリスマスを控えたある晩、息子のジョナが独断でラジオの人生相談の番組(ドクター・マーシャの相談室)に電話を掛け、”パパに新しい奥さんを見つけたい”と相談する。ジョナ曰く、母を亡くした自分よりも、妻を亡くした父親の方が重症で、今だに夜もろくに眠れず、今この瞬間も自宅前のテラスで海をぼんやり眺めているというのだ。

ドクター・マーシャは半ば強引にサムを電話口に引っ張り出し、あなたが心配と、サムの心情を聞き出し始める。

ボルチモアに住む新聞記者のアニー(メグ・ライアン)は、何かと神経質な婚約者ウォルター(ビル・プルマン)を、実家で催されたクリスマス・ディナーに招待し、無事に親族との引き合わせを終える。その晩実母と2人きりで、実母が着たウェディングドレスの試着をするアニー。その際に母親から、自分と夫との出会いがとても運命的なものだったことを、生き生きとした描写と共に聞かされる。

母は、それは運命(Magic)だったと。

実家からの帰路、往路と同様に、ウォルター(ビル・プルマン)とはそれぞれ別々の車を運転して2人の同棲先に戻るアニー(メグ・ライアン)。車中のカー・ラジオの周波数をたまたま合わせた”ドクター・マーシャの相談室”で、息子とマーシャに引っ張り出された ”シアトルの眠れぬ男” が、亡き妻への想いを静かに話すのを耳にし、アニーは一人でそっと涙を流す。

ラジオの中で、”シアトルの眠れぬ男” も、妻との出会いは運命(Magic)だったと。

婚約者ウォルターとの出会いは単なる偶然、でもそれで十分と片付けるアニー。結婚が秒読み段階の今になって、”シアトルの眠れぬ男” の話、亡き妻への想い、そして声が頭から離れなくなってしまう…

見どころ (ネタバレなし)

既に書いたように、この作品はノーラ・エフロン色が非常に強く、エフロン作品特有の魅力満載です。

ここから本作品の「見どころ」を書いて行きますが、ノーラ・エフロン作品共通の見どころ、本作固有の見どころ、その区別も述べながら、魅力を盛大に掘り下げて行きたいと思います。

知的でユーモラスな登場人物

どの作品にも、知的でユーモラスなキャラクターが登場します。彼、彼女らは、とってもチャーミングですが、チョビっとだけ癖が強い男女だったりします。誰かと食事をした際に、共同で支払うチップ代を食事代の比率で1セント単位で案分計算したり、小説を読む際には、読み終えるまでに死んだら嫌だからと、最初に結末を読んじゃったりとか(「恋人たちの予感」より)。

そんな彼、彼女らは、要所要所で少しだけ毒舌を吐いたりします。ただしそれは、相手を口汚く罵る罵詈雑言の類ではなく、ウィットに富んだジョークです。つまり、知性に裏打ちされたユーモアの持ち主であり、感受性が豊かなキャラクターなんです。

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本作の序盤でも、ドクター・マーシャの相談室というラジオ番組で発せられた、”あなたのクリスマスの願い事は?”というマーシャからの質問に対して、メグ・ライアン扮するアニーは ”別のチャンネルに替えることよ” なんて嫌味な独り言を言いながらも、ついつい”シアトルの眠れぬ男”の話に引き込まれて行き、涙を…

こういう細かな描写を積み上げて行くことが、この映画を観る私たちが、登場人物に一歩ずつ、でも着実に親近感を覚える上質なフックになっていて、本作でもサム(トム・ハンクス)とアニー(メグ・ライアン)、そしてサムの一人息子ジョナ(ロス・マリンジャー)を心から応援したくなっちゃうと思うので、楽しみにしていてください!

自立した女性像

劇中で恋愛をする女性キャラクターは、自立した女性像として描かれることが多いですね。彼女らの母親世代は専業主婦だったりすることもありますが、主要な女性キャラクター達は、シッカリとした仕事を持った女性たちです。

でも彼女たちは、周囲の男性や女性を威圧するようなバリキャリが過ぎる女性という存在ではなく、かといって男に媚びるような立場の弱い女性像でもない。背筋の伸びたキャリア・ウーマンたちが、自分の興味やキャリアを追求しつつも、気付けば宿命的な恋に身を投じている。私たちは、その一喜一憂する姿に、一緒に振り回されながらも応援しちゃうわけです。

本作でも、アニー(メグ・ライアン)が、婚約者のウォルター(ビル・プルマン)を伴って実家のクリスマス・ディナーに向かう際に、翌日の出勤に差し支えるからと、アニーも自身の車を運転し、2人はそれぞれの車で並走して実家に向かいます。

これは、アニーが物語のキッカケとなる ”ドクター・マーシャの相談室” を、カー・ラジオで独りで聴く状況を作り出す舞台装置の色合いが強いですが、仕事が大事、そして、男の運転する車の助手席に可愛らしく座ってるだけの女じゃないのよという演出だと思います。

凛とした女性が自らの意思で恋愛に飛び込んで行く様を描く。これがノーラ・エフロン風です。

女の常識は男の非常識、逆もまた然り

本作の4年前、1989年に公開された「恋人たちの予感」では、監督のロブ・ライナー(「めぐり逢えたら」ではジェイ役で出演)と脚本のノーラ・エフロンは、男の目には奇異に映る女性の習性、女の目には奇異に映る男性の習性を徹底してリストアップし、それを脚本に思う存分盛り込んだと言います。

そしてこれは、「恋人たちの予感」に閉じた話ではなく、ノーラ・エフロン全般で描かれるテーマですね。女同士の意気投合を、男性陣が冷めた目で見ていたり、逆に男性同士の会話を、女性が理解不能と呆れていたり。

デフォルメされたステレオタイプな男性像(例:男はみんな映画「ゴッドファーザー」が好き)と女性像(例:女はみんな映画「オズの魔法使い」が好き)を、主観のカットと俯瞰のカットを織り交ぜながら交互に描いて、同性からの共感を獲得したり、異性に「男(女)ってホントにバカだな」と苦笑させたり、男性にも女性にも平等に「あるある」と膝を叩かせる機会を与えてくれますね。

過激なフェミニズムに走るのではなく、女性を男性と同じレベルで描いて、その両者はそれぞれ、感応するスウィートスポットこそ違えど、どちらにも固有に滑稽な習性があり、愛すべき存在として紹介してくれます。女の常識は男の非常識、逆もまた然り。これを分裂の道具にするのではなく、相互理解の架け橋に昇華してくれるところが、広く老若男女の支持を得ている由縁だと思います。

この映画の最大のテーマ

この映画の最大のテーマは、ずばり2つですね。

  1. 特別な誰かを深く愛したことのある愛情深い人は、また別の誰かを愛せるようになるのか
  2. 恋愛に運命の出会いはあるのか

だと思います。

1に関しては、本作では死別が取り上げられていますが、そこまで極端でなくても、誰かを心から愛した人が、何らかの理由でその人と別れた後に、再び他の誰を愛する気力を取り戻すことが出来るのか?多かれ少なかれ、誰もが直面、もしくは目撃したことがあるテーマだと思います。

2に関しては、決して不満の無いパートナーが目の前にいるんだけど、もっと完璧な人が現れるかも知れない。あるいは現に現れてしまって、そっちが運命かも知れない。これも、多かれ少なかれ、誰もが体験したことのあるテーマじゃないでしょうか?

そんな人類の(?)普遍的なテーマを軸に据えているところが、やはり人気の秘密なんだと思います。

高い芸術性:ラブコメだと侮るなかれ

ラブコメだと侮るなかれ!「あらすじ」を書いた22分間だけでも、高い芸術性を示すカットが散りばめられています。3つだけ例を取り上げてみましょう!

1. オープニング・シーケンス

まず、オープニングのシーケンスが秀逸ですね!妻マギーを亡くしたサム(トム・ハンクス)と息子のジョナ(ロス・マリンジャー)。トム・ハンクスの声によるナレーションの助けも借りますが、ジョナの肩に掛けられたサムの手から、2人が手を携えて必死にこの喪失感に耐えていることが一目で分かる構図になっています。

そして、カメラが動くと、シカゴの高層ビルを背景に、友人や親族がフレームインします。2人は、大都会の中で親子二人ぼっち、今は親しい者たちの手助けも役に立たないということを示唆する”絵”になっています。

2. Move on

シアトルへの転居を決断し、友人2人に見送られてオヘア空港の構内を歩くサムとジョナ。見送りに来た友人の励ましの言葉に対して、「そうとも、前向きに生きなきゃ!(Move on, Right.)」と空元気を示すサム。この”Move on (=前進しよう!)”というサムの台詞と同時に、息子のジョナはサムを後ろに残して突然前方に駆け出します。

これは、息子のジョナは既に次に向けて前進し始めていて(Move on し始めていて)、後に取り残された父のサムは、言葉とは裏腹にまだ立ち直れていないことを暗示する描写ですね。

3. 示唆に富んだオープニング・タイトル

オープニング・タイトルが流れる間、アメリカ本土のアニメが映し出されます。この間この”国土”は、東端から朝を迎え、それが徐々に西方へと広がって行く様が描かれます。アメリカは東西に広大で、国内で時差を生むほどの広さであることを再認識させる図柄です。

西海岸のシアトルに住む男性に恋をするということは、自ずと時差があるぐらいの遠距離恋愛。果たして2人の運命は?というテーマがそれとなく投げかけられる、示唆に富んだオープニング・タイトルですね。そして、バックで流れるのは”As time goes by”。冒頭から大変ロマンティックです。

英語で聴くノーラ・エフロンの脚本

要所、要所のセリフを、ネット検索の力も借りながら、原語の表現を調べました。英語で聴く(読む)と、より味わい深い脚本になっているので、3か所だけご紹介します。

1. シカゴの建築事務所でカウンセラーの名刺を渡されて軽く切れるシーン

シカゴの建築事務所で、カウンセラーの名刺をそっと差し出す同僚に対してサムは、軽く切れます。何故なら、既に同じような助言を幾つも貰っていたから。そして引き続いてその同僚に「妻を亡くした男に構うな」と告げます。

これ原語で読むと、Don’t mind him. He’s the guy who just lost his wife. と、自分のことなのに三人称の him/he が用いられてるんですね。

直訳すると、「奴に構うな!奴は妻を亡くした男だぞ!」という感じです。つまりこれは、自身の置かれた状況を三人称で客体視している、言い換えると、頭では既に冷静に立ち直らなければと理解しながらも、心(=一人称)はついて来られていないことを示唆しているんだと思います。

2. 思い出が溢れるシカゴの街並み

その会話に引き続いて、転居先は「マギーのことを思い出さないどこかへ」と述べます。

これ原語で読むと、Someplace where every time I go around a corner I don’t think of Maggie. と言っています。表現の一部を肯定形にして、”Every time I go around a corner, I think of Maggie.” にすれば、「角を曲がるたびに毎回、マギーのことを思い出す」という意味ですが、それを “don’t” で否定しつつ、Someplace where という名詞 + 関係代名詞が頭に着くので、「角を曲がるたびに毎回、マギーのことを思い出さないどこか別の場所」という意味になります。

つまり、”シカゴの街は、どんな角を曲がっても、そこには必ずマギーとの思い出が紐づいている”ことを述べています。そしてその象徴として、快晴の日にMLB シカゴ・カブスの本拠地、ウリグリー・フィールド(Wrigley Field)に向かうサム、マギー、息子のジョナの親子3人の”美し過ぎる”フラッシュバックが入ります。

こりゃこれ以上シカゴの街にいたら頭がおかしくなるわ!と、ストーリー展開に強烈な説得力をもたらしていることが、原語で読むと、よりビビッドに伝わってきます。

3. 絡み合う指

アニー(メグ・ライアン)の母親が、自身と夫との馴れ初めをアニーに語って聞かせるシーンには、「そっと見下ろすと、二人の指が”絡み合ってた”わ」という台詞が出てきます。

これ原語で読むと、At one point I looked down, at our hands, and I couldn’t tell which fingers were mine and which were his. となっています。これ直訳すると、「私の指と彼の指の区別が付かなくなっていた」というニュアンスです。出逢ったばかりの二人、でも何かを感じ取っている。手を繋いだら、既にお互いを共有し合っている自分たちがそこにいることに気付いた。こんなトキメキを描写するのに、これ以上素敵な表現、無いと思いませんか?

そして、その後母親は続けます。マジック、運命のマジック Magic. It was magic. と。

このロマンティックなやりとりがあるからこそ、私たち観る者も、マジック の存在を信じるようになり、このラブ・ストーリーに厚みを感じられるようになります。こうした丁寧な描写も、原語で聞き取れると、もっとジワジワ来るんだろうなと悔しくなっちゃいました。

古風だが品の良いBGM

オリジナル・サウンドトラックをお聞きになると、とても品の良い名曲が並んでいることをご確認頂けると思います。本作品は、ホント素敵なBGMがラインナップされています。2回目、3回目と本作を視聴する時は、少し意識してご覧になると、より味わい深いかも知れません。

サントラには入っていませんが、BGMとしては ”Over the Rainbow” も使われていましたね。いずれにせよ「めぐり逢い」を彷彿とさせる本作にふさわしい、古風で落ち着いた名曲揃いです!

ここまで幾つかの観点をピックアップして、ノーラ・エフロン作品、及び本作「めぐり逢えたら」の魅力を「見どころ」としてお伝えしたつもりです。参考になると嬉しいです!

出演:トム・ハンクス, 出演:メグ・ライアン, 出演:ビル・プルマン, 出演:ロス・マリンジャー, 出演:ロブ・ライナー, 監督:Nora Ephron, プロデュース:Gary Foster

日本公開時の主題歌

他方、オリジナルの主題歌に加えて、本作の日本公開時にドリカム(Dreams Come True)の「Winter Song」が、追加で主題歌的な扱いになっていましたね。

まとめ

いかがでしたか?

勢い余って沢山書き過ぎた(ホントはもっと書きたい!)気もしますが、ノーラ・エフロン、メグ・ライアン、トム・ハンクスが織りなす上質なロマンティック・ラブ・コメディが、公開から30年を経ても、老若男女から愛されている秘密に、ちょっとでも迫れたのなら幸いです。

これから観る方、2回目以降の方、より深くこの作品を楽しんで下さい!

この作品に対する☆評価ですが、

総合的おススメ度 4.0 前提としてラブコメ好きには、超オススメ!
個人的推し 5.0 超大好き!
企画 4.5 恋愛の普遍的かつ永遠のテーマが軸!
監督 4.5 丁寧な描写が共感を生みます
脚本 4.5 表現が素敵すぎます!
演技 4.5 隠れた名演は、ビル・プルマン!
効果 4.0 オープニング・タイトルが秀逸!
こんな感じの☆にさせて貰いました

そもそもラブコメというジャンルがお好きでない方には厳しいかも知れません。でも、アレルギーの無い人には最高におススメの映画です!個人的にも超大好きです!

既述の通り、愛情深い人なら 2度目の恋愛が出来るのか?運命の出会いってあるのか?という2つの普遍的テーマを軸に企画にし、それを良く練られた脚本と、芸術性の高い演出で映画化している。最高じゃないですか?

隠れた名演はビル・プルマンです。彼の演技があるから、このストーリーは嫌味なく成立してます。

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