話題の記事続編なのに1作目の質を超えた映画5選

【ネタバレなし】デス・プルーフ (あらすじ、元ネタ・車種情報も)

この記事では、クエンティン・タランティーノ監督のイカれたカー・アクション・ホラー映画「デス・プルーフ in グラインドハウス」の解説をします。デス・プルーフな(耐死仕様の)車がハイスピードで暴走しまくるこのストーリーの、元ネタとなった映画は何?劇中に登場する車種は何?といった情報にも触れて行きます。

この映画を観るか迷っている方は、後でご提案する ”ジャッジタイム” までお試し視聴する手もあります。これは映画序盤の、作品の世界観と展開が ”見えてくる” 最短のタイミングのことで、作品が気に入らなかった場合に視聴を離脱する目安タイムです。

もし、この映画が気に入らなかった場合でも、このジャッジタイムで観るのを止めちゃえば時間の損切りができます。タイパ向上のための保険みたいなものです。

この映画を初めて観る方のことも考えて、ネタバレなし で、作品の特徴あらすじ(ジャッジタイムまでに限定)、見どころを書いて行きます。この映画の予習情報だとお考えください。

この映画を観るかどうか迷っている人観る前に見どころ情報をチェックしておきたい人ことも考え、ネタバレしないように配慮しています。

「デス・プルーフ」なんてタイトルが付いているので、車絡みのトリビア情報に目が行きがちな本作ですが、実は多人種、多国籍の女性キャラクターを個性豊かに描いている人間ドラマでもあります。人間大好きタランティーノが、キャリアの中でも相当異色なチャレンジに挑んだこの作品。少しだけ中を一緒に覗いてみませんか?

目次

ジャッジタイム (ネタバレなし)

本作品における、観続けるか、中止するかを判断するジャッジタイムは、

  • 上映開始から15分00秒のタイミングをご提案します
15分00秒

ここまでご覧になると、この映画の雰囲気・ノリ、わざと古いフイルム上映を模した色、そして何やら怪しい雰囲気が漂って来ていること掴めるんじゃないかと思います。

概要 (ネタバレなし)

この映画の位置づけ

「デス・プルーフ in グラインドハウス」(原題: Death Proof) は、2007年公開のカー・アクション・ホラー映画。クエンティン・タランティーノが、製作(他3人と共同)・脚本・監督を務めている。自身5回目の監督作品である(キル・ビル二部作を2本と数えると6回目の監督作)。

”デス・プルーフ”とは、字幕では”耐死仕様”と訳されていますね。サンオイルに”ウォーター・プルーフ”=水を弾く、”サンド・プルーフ”=砂が付きにくい、というのがあるように、”死なない”、”死ににくい”という意味で”デス・プルーフ”のようです。主人公のカート・ラッセルが、自身の車を”デス・プルーフ”と呼びます。

さて、タランティーノ作品の特徴として、「登場人物が物語の本筋とは関係ない会話を延々とする」。でも、「その会話の英語のリズムが心地よくてつい聞き惚れてしまう」というのが挙げられるが、本作ではその色が大変濃く出ている。前作の「キル・ビル Vol.1」「キル・ビル Vol.2」では、それが影を潜めていたので、この復活はファンにはありがたい!

また、「グラインドハウス」とは、アメリカでは意味が通じる言葉らしい。シネコン以前の時代に存在した、B級映画をまとめて2本立て、3本立てで上映する映画館のことをこう呼ぶ(呼んだ)らしい。日本だと「二番館」と呼ばれた映画館がイメージとして近いかも知れない。ただし、日本の「二番館」は、A級映画の2本立て、3本立ての方が多かった気がするけど。

あらすじ (15分00秒の時点まで)

舞台はテキサス州、オースティン。地元のラジオ局で平日毎朝DJを務めている黒人女性ジャングル・ジュリア(シドニー・ターミア・ポワチエ)は、その美しい容姿もあって、当地ではちょっと知られた人気者だ。

ジュリアは親友のシャナ・バナナ(ジョーダン・ラッド)アーリーン(ヴァネッサ・フェルリト)との3人で、シャナの運転する車(赤のホンダ・シビック)で出掛ける。用事は、まだ日が高い内から若い女3人で飲みに繰り出そうというわけだ。道中、ラジオ番組を宣伝する”ジャングル・ジュリア”の看板を何度も見かける。

ジュリア(シドニー・ターミア・ポワチエ)とシャナ(ジョーダン・ラッド)とアーリーン(ヴァネッサ・フェルリト)の3人が店に移動中、1台の怪しい車が後を付けている。

目的の “Guero’s” という店に入ろうとする際には、その車は徐行して女性たちの様子を伺っていた。そのことにアーリーンだけが気付く。

店内で酒を楽しみ、日もすっかり落ち、ご機嫌な様子で店を出てきた3人の若い女性だが、道路の反対側にはさっきの車が駐車し、3人のことを静かに監視している。

その運転席には、顔に否が応でも目立つ大きな傷がある男(カート・ラッセル)が乗っていて、車内にはジュリアとシャナとアーリーンの写真まである。どうやらこの男はこの3人の女をずっと突け狙っていたようだ。

果たしてこの後、彼女たちの身に何が起ころうとしているのだろうか…???

見どころ (ネタバレなし)

元ネタ = オマージュ

まずこの映画で押さえておきたいのは、元ネタに対するオマージュだと思う。良く知られているだけでも、

  1. バニシング・ポイント (1971)
  2. デス・レース2000 (1974)
  3. 走り屋 (1975)
  4. 大破天神 (1978)

を元ネタにしていると言われていますね。ご覧の通り、1970年代の車を題材に扱った作品にオマージュを捧げていることが窺い知れます。

あわわっち

正直「バニシング・ポイント」以外聞いたことなかったです・・・www

カーアクション・シーン

ちょっとだけ予告をさせてください。あらすじを述べた15分間には、車を運転するシーンは出てきても、”カーアクション”と呼べるほどのシーンはありません。ただ、車を題材にしている映画だけあって、後ほど迫力のあるカーアクション・シーンが出てきます。楽しみにしていてください!

ただし、この映画は同時にホラー映画でもあります。残酷な描写があまり好きではない方、苦手な方には、ハッキリ言ってお勧めできない作品です。

使用車両も書いておきますね。

  1. ホンダ・シビック
    • 1995年型
    • ジョーダン・ラッドが使用
  2. シボレー・ノヴァ
    • 1970年型
    • カート・ラッセルが使用
  3. ダッジ・チャージャー
    • 1969年型
    • カート・ラッセルが使用
    • 後程出てきます
  4. フォード・マスタング
    • 1971年型
    • 後程出てきます
  5. ダッジ・チャージャー
    • 「バニシング・ポイント」と同型車種
    • 後程出てきます
あっつ

ホンダ・シビック以外は全部1970年代のビンテージ・カーですね

あわわっち

タランティーノの車愛というか、こだわりが凄い

”現像”における遊び心

本作品は、2007年公開なので、もう”フィルム”で編集されている映画ではないんですよね。よって”現像”という概念そのものが存在しません。しかし”現像”に、タランティーノならではの遊び心が挿し込まれています。あらすじを述べた冒頭の15分間だけでも、

  • わざと古めかしい色で発色させている
  • わざとノイズが入っている
  • わざと、フィルムとフィルムの繋ぎ目が、飛んだり、重複したりする

シーンが見受けられます。この辺りも期待していてください(ストーリーの本筋とは関係ありませんが)。

あっつ

15分以降も色々仕掛けてきますのでお楽しみに!

各キャラクターの際立つ個性

最初の15分間だけでも、ジュリア、シャナ、アーリーンと、個性的な3人の女性キャラクターが出てきます。揃って言葉遣いは汚いですが(笑)、それぞれ人種も異なるし、個性的な服装、髪型、仕草が特徴的で、彼女らが交流し合って化学反応を起こす、タランティーノ作品らしいダイバーシティが観られて、メチャクチャ楽しいです。

それ以降も続々と、続々となんで、楽しんで頂ければと思います!正直名の通った俳優さんはいないですが、度胸満点な演技のオンパレードです、期待してください!

あわわっち

観ていてニコニコしてきちゃいます!

延々と続く意味の無い会話

既に軽く述べましたが、タランティーノ作品には欠かせない「延々と続く意味の無い会話」が、本作品で本領発揮となっています。前作「キル・ビル Vol.1」「キル・ビル Vol.2」では鳴りを潜めていた反動でしょうか?本作では、本当に延々と続きます。喋ってるか、車が走ってるかぐらいの勢いです。楽しめます!

あっつ

覚悟しておいてください!www

あわわっち

独特の口調、リズム、そして洒落た言い回しの復活です!

出演:カート・ラッセル, 出演:ゾーイ・ベル, 出演:ロザリオ・ドーソン, 監督:クエンティン・タランティーノ

その他の情報

この作品に対する☆評価ですが、

総合的おススメ度 3.5残酷シーンがエグイ。ホラー映画です!
個人的推し 4.0まあ、こんなもんでしょう
企画 4.0女の人をこれだけ力強く描くって凄い!
監督 4.5女優さんたちにどうやって演技指導したんだろう?
脚本 4.0詳述は割愛しますが、全体構成が興味深いです。
演技 4.5力強く個性的な女優陣に脱帽です!
効果 4.5遊び心、アクションシーンの撮影技法が凄い!
こんな感じの☆にさせて貰いました
  • タランティーノの変態ぶりが炸裂した作品ですね!完全に好き嫌いが分かれると思います。
  • これだけ多くの魅力的な女優さんとその演技が、一度にこんなに楽しめる映画は珍しいのでは?

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