この記事では、「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」について解説します。シリーズ3作目にして、映画史に残るアドベンチャー映画の最高傑作。新たにインディの父役にショーン・コネリーが登場し、インディの子供時代も描かれる。
この映画を観るか迷っている方は、後でご提案する ”ジャッジタイム” までお試し視聴する手もあります。これは映画序盤の、作品の世界観と展開が ”見えてくる” 最短のタイミングのことで、作品が気に入らなかった場合に視聴を離脱する目安タイムです。
もし、この映画が気に入らなかった場合でも、このジャッジタイムで観るのを止めちゃえば時間の損切りができます。タイパ向上のための保険みたいなものです。
この映画を初めて観る方のことも考えて、ネタバレなし で、作品の特徴、あらすじ(ジャッジタイムまでに限定)、見どころを書いて行きます。この映画の予習情報だとお考えください。
この映画を観るかどうか迷っている人、観る前に見どころ情報をチェックしておきたい人 のことも考え、ネタバレしないように配慮しています。
ストーリーの軸となる宝探しと共に、親子関係を通したインディ個人のルーツが詳らかになっていく本作。この作品の世界に足を踏み入れてみてください!
ジャッジタイム (ネタバレなし)
この映画を観続けるか、見限るかのジャッジタイムは、
- 上映開始から24分30秒のタイミングをご提案します!
ここまでご覧になると、このストーリーの大枠の概要が掴め、ストーリーが転がり始めます。ここまでご覧になってこの映画が好きか嫌いかご判断ください。
概要 (ネタバレなし)
本作品の位置づけ
「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」(原題: Indiana Jones and the Last Crusade) は、1989年公開の冒険アクション映画。インディ・ジョーンズ・シリーズの第3作目だ。製作当時は、このシリーズは三部作で幕を閉じる予定だったので、映画の作り込み方として最終章の色合いが非常に強い。
三部作の第2作目を暗いトーンにする癖があるジョージ・ルーカスも、前作「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」は流石にやり過ぎたという反省があったらしく、この三作目は、本来のインディ・ジョーンズのコンセプトである、快活な冒険活劇に戻すことをスティーブン・スピルバーグと合意し、本作は製作されていった。(2作目を暗くする癖については、以下の記事もご覧ください)
本3作目は基本に立ち返り、ハリソン・フォード扮する主人公のインディ・ジョーンズ(考古学の大学教授であり、同時に冒険家)が、考古学上貴重な逸品を探し求めるストーリーが改めてシナリオの軸に置かれた。加えて本作においては、その逸品がキリストの聖杯伝説(最後の晩餐でイエス・キリストがワインを飲み、十字架で磔の刑に処された時に滴った血を受けとめた杯、不老不死をもたらすと言われる)を扱っているため、「おっ!ついに!」とシナリオ全体にラスボス感が漂う。
更に、インディ・ジョーンズの父親のヘンリー・ジョーンズ(ショーン・コネリー)という癖のあるキャラクターが新たに登場する。親子の濃密かつユーモラスな掛け合いや、第1作目「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」の冒頭からキャラが完成されていたインディ・ジョーンズが、この父子関係によりどう人格形成がされていったかが示唆される等、ストーリーの奥行が一気に広がっている!
もちろんベースとなる冒険活劇としての品質も高いので、本作はアドベンチャー映画の最高傑作と言い切れると思う!
本作を観ずして冒険映画を語るなかれ!ぐらいに思っています
監督は、前作、前々作に引き続いてスティーブン・スピルバーグが務め、ジョージ・ルーカスは初期アイデア出しと製作総指揮(フランク・マーシャルと共同)としてこの映画を牽引した。
製作は前作に引き続きロバート・ワッツが務め、脚本には、上述した本作のコンセプトを正しく理解したジェフリー・ボームが起用された。
# | タイトル | 公開年 | 製作 | 脚本 | 監督 | 製作総指揮 |
1 | レイダース/失われたアーク 《聖櫃》 | 1981 | フランク・マーシャル | ローレンス・カスダン | スティーブン・スピルバーグ | ジョージ・ルーカス ハワード・G・カザンジャン |
2 | インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 | 1984 | ロバート・ワッツ | ウィラード・ハイク グロリア・カッツ | スティーブン・スピルバーグ | ジョージ・ルーカス フランク・マーシャル |
3 | インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 | 1989 | ロバート・ワッツ | ジェフリー・ボーム | スティーブン・スピルバーグ | ジョージ・ルーカス フランク・マーシャル |
4 | インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 | 2008 | フランク・マーシャル | デヴィッド・コープ | スティーブン・スピルバーグ | ジョージ・ルーカス キャスリン・ケネディ |
5 | インディ・ジョーンズと運命のダイヤル | 2023 | キャスリン・ケネディ フランク・マーシャル サイモン・エマニュエル | ジェズ・バターワース ジョン=ヘンリー・バターワース ジェームズ・マンゴールド | ジェームズ・マンゴールド | スティーブン・スピルバーグ ジョージ・ルーカス |
上映時間は127分と、盛り込まれた要素が多かった割にスッキリと標準的に収まり、製作費4千8百万ドルに対して、世界興行収入は4億7千4百万ドルの超大ヒット!もちろん、この年1989年のナンバーワンヒット映画だ。
アカデミー音響編集賞に輝いている。
ワクワクし通しの映画です!ハッキリ言って。
あらすじ (24分30秒の時点まで)
1912年のユタ州。インディ・ジョーンズ少年(12歳)は、ボーイ・スカウトの遠征で(ブライス・キャニオンと思しき)断崖に囲まれた砂漠に出掛ける。隊は隊長の指揮の下、規律正しく行動しているが、自由時間になった瞬間にインディ少年は周囲の洞窟を勝手に探検し始めてしまう。
すると何とそこには、埋蔵されている貴重な宝を掘り起こそうとしている盗賊団がいた。その宝とは、エルナン・コルテス(=1521年にアステカの反乱を鎮圧した)が、スペインのフランシスコ・バスケス・デ・コロナドに与えたとされる、掌に収まらないぐらい大きな金の十字架であった。
この貴重な文化遺産は、博物館に所蔵され、考古学の研究対象とされるべきと信じるインディ・ジョーンズは、盗掘団からこの金の十字架を盗み出し、命からがら自宅に持ち帰る。そして、自宅の書斎で聖杯研究に没頭する父親に救援を求めた。
しかし、事の次第を説明しようとするインディを、父親がまともに取り合わない間に、盗掘団が保安官を伴って自宅に現れ、スッカリ騙されている保安官に、窃盗に問われたくなければ金の十字架を“持ち主”に返せと、取り上げられてしまう。
26年後の1938年、著名な考古学者に成長したインディ・ジョーンズは、ポルトガル沖の船上で、件の盗掘団を追いつめるチャンスに恵まれる。大しけの洋上で散々奪い合いの乱闘を繰り広げた末、インディは金の十字架を取り返し海中に脱出、船は引火した火薬により大破した。
大学での教職という日常に戻ったインディー・ジョーンズは、大学の上司であり親友でもあり、博物館の館長も務めるマーカス・ブロディ(デンホルム・エリオット)に、20年来の悲願であった金の十字架を取り戻したことを報告する。学内の自身の居室に戻ると、イタリアのベニスから差出人不明の小さな小包が届いていた。
大学からの帰路、インディは半ば強引に大富豪ウォルター・ドノバン(ジュリアン・グローバー)の自宅に招かれる。ドノバンはブロディの博物館のパトロンでもあるので、渋々この招待を受けるインディ。ところが、ドノバンの考古学熱は、金に物を言わせているとは言え、素人の域を超えたものであった。特に全体の半分以下の断片とは言え、キリストの聖杯の在りかを示すと言い伝えられる石版の実物を見せられて、思わずインディも会話に熱が籠る。
ドノバンのインディへの用件は、こうした情報を基に既に現地に送った調査隊の隊長が、現地で突然失踪してしまったので、この調査を引き継いで欲しいというものであった。すなわち、現地でキリストの聖杯を見つけてくれということ。インディは、この領域の第一人者は父のヘンリー・ジョーンズなので、父に頼むべきだとこの依頼を断ったが、現地で失踪したのはそのヘンリー本人であると聞かされる。
回答を保留し、父の自宅へと急ぐインディとブロディ(デンホルム・エリオット)、そこで目にしたのは、書斎派の父ヘンリーが確かに留守にしていることと、空き巣によって荒らされた書斎であった。インディがふと思い出し、ベニスからの謎の小包を開封すると、それは父ヘンリーが肌身離さず持っている1冊の手帳だった。
この手帳には、ヘンリーのライフワークである聖杯探しの全記録が書き記されている。これを自分に送ってきたこと、この手帳を狙って空き巣に入られたことから、父ヘンリーの身に危険が迫っていると想像したインディは、ドノバン(ジュリアン・グローバー)の依頼を引き受けることを決意し、ベニスへと旅立っていく。
果たして、父ヘンリーは無事なのか?インディはヘンリーに会うことが出来るのか?キリストの聖杯探しはどうなって行くのか…?
キャスト情報
役名 | 俳優 | メモ |
インディ・ジョーンズ | ハリソン・フォード | 主人公、考古学教授、冒険家 |
ヘンリー・ジョーンズ | ショーン・コネリー | インディの父。中世文学教授。ただし、聖杯研究の第一人者 |
インディ(少年時代) | リヴァー・フェニックス | 若き日のインディ |
エルザ・シュナイダー | アリソン・ドゥーディ | オーストリアの考古学者、ヘンリーの助手 |
ウォルター・ドノバン | ジュリアン・グローヴァー | 大富豪。聖杯信奉者。ブロディの博物館のスポンサー。 |
マーカス・ブロディ | デンホルム・エリオット | インディの大学の上司。博物館の館長 |
サラー | ジョン・リス=デイヴィス | エジプトの発掘王 |
フェドラ | リチャード・ヤング | 盗掘団のリーダー |
見どころ (ネタバレなし)
パラマウント・ピクチャーズのロゴへのオマージュ
このシリーズのお約束は、オープンニングの”パラマウント・ピクチャーズのロゴへのオマージュ”ですよね。本作でもキッチリ出てくるので、どんな姿か、その精度と共にご確認ください!
作品名 | オマージュの手法 |
レイダース | 南米チャチャポヤンから見える山の形状とロゴを重ねる |
魔宮の伝説 | 上海のレストランにある巨大なゴングの模様とロゴを重ねる |
ああ、リバー・フェニックス・・・
「あらすじ(24分30秒時点まで)」にも書きましたが、本作ではオープニング・シーケンスで少年時代のインディ・ジョーンズが描かれています。そして、その若き日のインディ・ジョーンズを演じているのが、今は亡きリバー・フェニックスです。とにかく、このオープニング・シーケンスが秀逸なので、ここだけでもご覧いただきたい!
この12分強の中に、冒険映画が持つべき要素の全て詰め込まれていると言っても過言じゃないです!
リバー・フェニックス扮するインディ・ジョーンズの、目付き、表情、仕草、そして信念・行動の全てが、後のインディ・ジョーンズ博士に通ずるものがあって、若き日のインディ・ジョーンズの説得力が半端なく高いんです!
だから観る側としては、この若きインディに物凄く共感してしまうし、それを観終わった後に成長したインディを改めて観ると、以前にも増して共感してしまうという、ストーリーテリング的に最高の演出になっています。
もともとリバー・フェニックスがこの役に選ばれた要因は、当時活躍していた若手俳優の中で、容姿が一番ハリソン・フォードに似ているのがリバー・フェニックスだと、ハリソン・フォード自身が選定したからとのこと。
このオープニング・シーケンスにはハリソン・フォード自身の出番は無かったにも関わらず、彼はこのロケに終始同行し、リバー・フェニックスに直接演技の指導を行ったという。元々ベースの容姿も似ているのに、本家に役作りを手伝って貰えれば、そりゃー雰囲気が寄って来る筈だよ!と納得です。
インディ・ジョーンズ少年が見せる、好奇心や探求心、知識の豊富さ、それを追い求める知性。そして何よりも、過去の遺産は公共物であり貴重な研究対象、個人が独占するべきではないという信念を貫くためには、命を張って危険に飛び込んで行く冒険野郎の側面が、ものの見事にシナリオで描き出され、映画って何て素敵なんだろうと、筆者は思っちゃいます。
シリーズ全体の答え合わせと言いますか、幾つかの伏線回収がなされるので、目を凝らしてこのシーケンスをご覧ください!
このリバー・フェニックスが1993年に急逝したこと、かえすがえす残念です… 彼が生きていてくれれば、そして2008年の次作「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」に出演してくれれば、シャイア・ラブーフ(←彼自身は、素敵な俳優さんですよ!)を観た時の「コレジャナイ感」を我々は味合わなくて済んだかもしれないのに・・・
ショーン・コネリーの登場
「007みたいな映画が撮りたい」というスティーブン・スピルバーグに、ジョージ・ルーカスは「君のための007があるよ」とインディ・ジョーンズの初期アイデアを伝えたことから、本シリーズは産声を上げたという(このいきさつについては、良かったらこちらの記事を見てみてください)。
そのスピルバーグの念願が叶ったことになるのかは分かりませんが、インディ・ジョーンズの父ヘンリー・ジョーンズ役に起用されたのは、ご存知、初代007俳優のショーン・コネリーです。
この起用はスピルバーグの「この役はショーン・コネリー以外ありえない」という熱望により実現したもので、1983年「ネバーセイ・ネバーアゲイン」で完全に007映画を引退するずっと以前から、”ジェームズ・ボンド”以外の様々なキャラクターに取り組んで来たショーン・コネリーを当て込んで、スピルバーグは確固たる”ヘンリー・ジョーンズ”像を思い描いていたんでしょうか?
ショーン・コネリーは当初、ハリソン・フォードとの実年齢の差が12歳しかないことを理由に、このオファーに前向きではなかったらしいのですが、脚本を読んだらいたく気に入り、出演を決意したという。
そして、いざ役作りを始めると、ショーン・コネリーは”ヘンリー・ジョーンズ”というキャラクターをより重厚な人物像にするために、大変多くのアイデアを出したという。コネリーは自身が標榜していたのは”サー・リチャード・フランシス・バートン”だとインタビュー等でも明言している。
このバートン卿とは19世紀イギリスの冒険家、人類学者、作家、言語学者、翻訳家、軍人、外交官という多才な人物で、こういう予備情報を頭に入れて”ヘンリー・ジョーンズ”というキャラクターを眺めていただくと、”中世文学の教授”でありながら”聖杯研究においてアメリカの第一人者”という、二つの顔を持つ人物像がシックリ来るんじゃないでしょうか。
オープニング・シーケンスにおいて、血相変えて自身の書斎に飛び込んできた息子のインディに対して、「まずはギリシャ語で20まで数えろ!(そうして落ち着きを取り戻してから物を言え)」という象徴的な台詞。そして、実際にその要求に応えられちゃうインディ少年!という、知性と教養を重んじるジョーンズ家ならでは会話にも、なるほどね!と馴染めるようになってきませんか?
ショーン・コネリーは、”ヘンリー・ジョーンズ”がキャリアの中で最もお気に入りのキャラクターだと再三述べている。その証言を2つほど取り上げると、
私が演じたキャラクターの中で最も好きなのは、インディ・ジョーンズの父親を演じたヘンリー・ジョーンズです。彼は、インディ・ジョーンズにとってとても重要な存在であり、とてもユニークな役柄だったと思います」
2006年デイリー・ミラーのインタビュー”I’ve retired – so why do I still have to talk about James Bond?”より
私はその役をとても楽しんだし、スピルバーグとハリソン・フォードと一緒に仕事をすることができて、大変光栄でした。ヘンリー・ジョーンズは私が演じた中で最もお気に入りのキャラクターです
1991年ロサンゼルス・タイムズのインタビュー”Sean Connery at 61: An Actor of Many Films and Few Words”より
特殊効果
言うまでも無く、本作も特殊効果が素晴らしいです!
特殊映像の素晴らしさを言葉で説明するのも野暮ですし、ネタバレにも繋がるので、こちらは本編でご確認ください。引き続きILM(Industrial Light & Magic)の支援を受けているのですが、個人的には、前作「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」より、数段素晴らしい特殊映像だと感じています。
音響効果としては、デジタル・シンセサイザーが商業利用では一般的になってきた時期であり、本作ではニューイングランドデジタル社のシンクラヴィアという装置を用いて、音響効果を高めた言われています。
このシンクラヴィアには、音を人工的に作る”シンセサイザー”機能、採取した音源を再利用する”サンプラー”機能、プログラムした順序、タイミングで再生する”シーケンサー”機能が具備されており、この甲斐もあってアカデミー音響編集賞を受賞しています。
なおシンセサイザーは、少し遅れてヤマハ社が「DX7」を革命的な価格で市場に投入したことにより、商業利用のシェアも、一般ユーザーへの浸透度も、一気に変わって行くことになります。そうなる前にいち早くシンセサイザーを導入、活用しているILMって流石だなって思いました。
音楽
音楽は、引き続きジョン・ウィリアムズが担当しています。主題歌もお馴染みのメロディーが登場します。ただし本作でも、前作に引き続いてエンドロールに合わせた編曲が施されており、”Finale & End Credits” と銘打たれています。
今この曲を無限ループさせながらこの記事を書いていますが、それだけでワクワクしてきてしまいます!
まとめ
この作品に対する☆評価ですが、
総合的おススメ度 | 4.5 | もうアドベンチャー映画が好きな人はみんな観て! |
個人的推し | 5.0 | 最高です! |
企画 | 4.5 | 父と幼少期を描いて、聖杯伝説なんて完璧でしょう! |
監督 | 4.5 | スピルバーグの演出もスリリングで冴え渡っています! |
脚本 | 4.5 | 観返すたびに新しい発見があります |
演技 | 4.5 | 誰の何に問題がありますか? |
効果 | 4.5 | 当時として最高の特殊効果です |
冷静に述べるのが難しいぐらい好きな作品で、実際のところ様々な秀逸な才能に支えられての本作なので、自ずとどの項目も高評価を付けさせて貰いました。
ここまでで既に述べてきたように、企画(父親を出す、幼少期を描く)が素晴らしく、それに対する肉付けも素晴らしい、多くの専門家によって支えられているということで、本当に素敵な映画だと思います。
冒険アクション映画の金字塔。最高傑作だと思います。
アカデミー音響編集賞を受賞しています。