この記事でご紹介する「バッドボーイズ」は、1995年公開の刑事アクション・コメディ映画。マイケル・ベイの映画監督デビュー作であり、マーティン・ローレンスとウィル・スミスの映画初主演作であり、当時としてはまだ目新しかったアフリカ系アメリカ人を主人公に据えた映画である。
この映画を観るか迷っている方は、後でご提案する ”ジャッジタイム” までお試し視聴する手もあります。これは映画序盤の、作品の世界観と展開が ”見えてくる” 最短のタイミングのことで、作品が気に入らなかった場合に視聴を離脱する目安タイムです。
もし、この映画が気に入らなかった場合でも、このジャッジタイムで観るのを止めちゃえば時間の損切りができます。タイパ向上のための保険みたいなものです。
この映画を初めて観る方のことも考えて、ネタバレなし で、作品の特徴、あらすじ(ジャッジタイムまでに限定)、見どころを書いて行きます。この映画の予習情報だとお考えください。
この映画を観るかどうか迷っている人、観る前に見どころ情報をチェックしておきたい人 のことも考え、ネタバレしないように配慮しています。
新たなチャレンジがてんこ盛りの本作品ですが、マイケル・ベイ監督らしいスタイリッシュな演出とド派手なアクションでスマッシュヒットを飛ばしました。この映画のどの辺りが魅力的で、観客からどう歓迎されたかをなるべく端的に書いてみたいと思います。視聴前の予習情報としてお役立てください!
ジャッジタイム (ネタバレなし)
この映画を観続けるか、見限るかを判断するジャッジタイムですが、
- 上映開始から29分00秒のタイミングをご提案します。
ここまでご覧になると、この映画の生命線である ”独特のノリ” がつかめると思います。そして、この作品の物語がどう転がって行くかの端緒も見えます。なので、この先も観続けるかを判断する最適なポイントとしてオススメします。
概要 (ネタバレなし)
この作品の位置づけ
「バッドボーイズ」(原題:Bad Boys) は、1995年公開の刑事アクション・コメディ映画。製作はドン・シンプソンとジェリー・ブラッカイマー、監督はマイケル・ベイ、そして主演はマーティン・ローレンスとウィル・スミスの2人である。ベースはいわゆる刑事バディ物コメディで、その随所に派手なアクションが挿し込まれるエンタメ作品に仕上がっている。
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物語はマイアミを舞台にしており、マイアミ市警察の麻薬捜査課に勤める凸凹コンビ、マーカス(マーティン・ローレンス)とマイク(ウィル・スミス)が主人公。2人は、署内の証拠保管庫から盗まれた、末端価格1億ドル相当の押収品ヘロインの奪還を厳命される。しかし、その捜査過程で新たな殺人事件が発生し、その目撃証人の身辺警護も絡んできて、事件は混乱を来して行く、というストーリーだ。
マーティン・ローレンスとウィル・スミス映画初主演
この映画は、マーティン・ローレンスとウィル・スミスの映画初主演作品という側面を持つ。
本作までは、脇役、かつコメディ俳優枠だったマーティン・ローレンスとウィル・スミスの2人。本作品は引き続きコメディ・タッチの作品とは言え、シリアスな演技あり、派手なアクションあり、そして何より南国マイアミのスタイリッシュなキャラクター作りありで、両者はブランド・イメージを一気に向上させることになる。
特にウィル・スミスは、2年後の1997年に主演した「メン・イン・ブラック」と、この「バッドボーイズ」の二つがシリーズ化されたことで、彼の当たり役として世間に認知され、キャリアが大きく飛躍していく。
なお本作の続編は、「バッドボーイズ2バッド」(2003年)、「バッドボーイズ フォー・ライフ」(2020年)である。
アフリカ系アメリカ人ヒーローの時代到来
本作は、マーティン・ローレンスとウィル・スミスを主役に据えている。これは、アフリカ系アメリカ人の俳優を、人種問題を絡めないニュートラルな主役として起用した、初のメジャー作品と言って差し支えないと思う。
これ以前にアフリカ系アメリカ人で映画の主役を張っていた俳優としては、エディー・マーフィが一番に思い付く。「ビバリーヒルズ・コップ」(1984年)や「星の王子ニューヨークへ行く」(1988年)がその代表例となる。
しかしこれらの作品は、アフリカ系アメリカ人を、白人との対比、もしくは(白人)社会の中の特異な存在としてフィーチャーする手法から抜け出しておらず、アフリカ系アメリカ人を純粋にカッコいいから主役として描いたという意味では、この「バッドボーイズ」は、新しい時代の幕開けを告げる作品ではないだろうか。1990年代を象徴する一本だ。
20世紀末の1990年代は時代の転換点で、「テルマ&ルイーズ」(1991年)のように女性を主人公にした映画が大衆に歓迎されるようになった時代でもある。Windows 95が誕生したこの1995年に、アフリカ系アメリカ人を ”みんなの” ヒーローとして描く「バッドボーイズ」が登場したのは、ある意味時代の必然である。
マイケル・ベイ映画初監督作品
ミュージック・ビデオやTVコマーシャルの監督というキャリアを歩んできたマイケル・ベイが、映画監督デビューを飾ったのが本作品だ。限定的な製作費(2,300万ドル)の中で、マイケル・ベイらしいスタイリッシュな映像と、派手なアクションを散りばめたことが功を奏し、マイケル・ベイはハリウッドのヒットメーカーの仲間入りを果たした。
邦題 | 原題 | 公開年 | 監督 | 製作 | 世界興行収入 |
バッドボーイズ | Bad Boys | 1995 | マイケル・ベイ | ドン・シンプソン ジェリー・ブラッカイマー | 1億4千1百万ドル |
ザ・ロック | The Rock | 1996 | マイケル・ベイ | ドン・シンプソン ジェリー・ブラッカイマー | 3億3千3百万ドル |
アルマゲドン | Armagedon | 1998 | マイケル・ベイ | ジェリー・ブラッカイマー ゲイル・アン・ハード マイケル・ベイ | 5億5千4百万ドル |
パール・ハーバー | Pearl Harbor | 2001 | マイケル・ベイ | ジェリー・ブラッカイマー マイケル・ベイ | 4億4千9百万ドル |
バッドボーイズ2バッド | Bad Boys II | 2003 | マイケル・ベイ | ジェリー・ブラッカイマー | 2億7千3百万ドル |
上の表にあるように、マイケル・ベイは本作の製作を務めたジェリー・ブラッカイマーと、本作品を皮切りに以降足掛け8年間にわたって大ヒット作品を連発して行くことになる。
ドン・シンプソンとジェリー・ブラッカイマーのコンビによる製作
この映画は、ドン・シンプソンとジェリー・ブラッカイマーのコンビによるヒット作品の一つという側面も持つ。元々ドン・シンプソンの助手であったジェリー・ブラッカイマーは、師匠とコンビを組んで下の表にある数々の作品を世に送り出してきた。
邦題 | 原題 | 公開年 | 製作 |
フラッシュダンス | Flashdance | 1983 | ドン・シンプソン ジェリー・ブラッカイマー |
ビバリーヒルズ・コップ | Beverly Hills Cop | 1984 | ドン・シンプソン ジェリー・ブラッカイマー |
トップ・ガン | Top Gun | 1986 | ドン・シンプソン ジェリー・ブラッカイマー |
ビバリーヒルズ・コップ2 | Beverly Hills Cop II | 1987 | ドン・シンプソン ジェリー・ブラッカイマー |
デイズ・オブ・サンダー | Days of Thunder | 1990 | ドン・シンプソン ジェリー・ブラッカイマー |
サイレントナイト/こんな人質もうこりごり | The Ref | 1994 | ドン・シンプソン(製作総指揮) ジェリー・ブラッカイマー |
バッドボーイズ | Bad Boys | 1995 | ドン・シンプソン ジェリー・ブラッカイマー |
クリムゾン・タイド | Crimson Tide | 1995 | ドン・シンプソン ジェリー・ブラッカイマー |
デンジャラス・マインド/卒業の日まで | Dangerous Minds | 1995 | ドン・シンプソン ジェリー・ブラッカイマー |
ザ・ロック | The Rock | 1996 | ドン・シンプソン ジェリー・ブラッカイマー |
このコンビのヒット街道は、ドン・シンプソンがドラッグ濫用で身を持ち崩す1990年代中盤まで続いていく(ドン・シンプソンは、ドラッグのオーバードーズで1996年1月に、「ザ・ロック」の公開を待たずに亡くなる)。
10余年の間に、アイコニックな作品を次々と世に送り出し続けたこのコンビが、映画史に残した功績は偉大だ!
商業的成功
この映画の上映時間は118分と極めて標準的な長さである。製作費2千3百万ドルに対して、世界興行収入は1億4千1百万ドルを売り上げた。実に6.13倍のリターンである。
まだまだ売り出し中の俳優が主役なので出演料が安く抑えられたとは言え、限られた予算でスマッシュヒット飛ばしたことは疑いようのない事実で、マイケル・ベイ監督の評価は一気に高まった。この後、ジェリー・ブラッカイマーと組んでヒット作を連発して行くことになった歴史は既に書いた。
評価
この作品に対する、批評家からの評価は実はあまり芳しくない。Rotten Tomatoes(ロッテントマト)では43%の支持しか得られていない(Rotten Tomatoesでは 60%以上が『新鮮』、60%未満が『腐っている』と評価する)。その理由は、「ウィル・スミスとマーティン・ローレンスのケミストリーが楽しめるものの、マイケル・ベイ監督が実際のストーリーよりもアクションシーンと爆発に重点を置き過ぎている」というものである。
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有体に言うと『荒唐無稽な作品』と評価されたに等しい訳だが、商業的な成功は十二分に収めた訳で、勝てば官軍ということで良いのではないだろうか。
キャスト
本作の出演者は、以下の表の通りである。
役名 | 俳優 | 役柄 |
マーカス・バーネット | マーティン・ローレンス | 主人公。家庭的な麻薬課の刑事 |
マイク・ラーリー | ウィル・スミス | 主人公。独身貴族の麻薬課の刑事 |
ジュリー・モット | ティア・レオーニ | ヒロイン。犯行の目撃者 |
テレサ・バーネット | テレサ・ランドル | マーカスの妻 |
フーシェ | チェッキー・カリョ | 麻薬強奪犯のボス |
ハワード警部 | ジョー・パントリアーノ | マーカスとマイクの上司 |
アリソン・シンクレア警部 | マーグ・ヘルゲンバーガー | 内部調査班の刑事 |
サンチェス刑事 | ネスター・セラーノ | マーカスーマイク組といがみ合う刑事コンビ |
ルイス刑事 | ジュリオ・オスカー・メチョソ | マーカスーマイク組といがみ合う刑事コンビ |
ジョジョ | マイケル・インペリオリ | 元麻薬ブローカー。現タイヤ屋。依然としてマイアミの麻薬事情通 |
チェット | サヴェリオ・ゲーラ | マイクの高級アパートの受付 |
フランシン | アナ・トムソン | 麻薬課のアシスタント |
ファーガソン | ヴィック・マニ | |
キャスパー | フランク・ジョン・ヒューズ | 麻薬強奪犯の一味 |
ノア・トラフィカンテ | マーク・マコーレイ | 麻薬強奪犯の一味 |
エディ・ドミンゲス | エマニュエル・ゼレブ | 麻薬強奪犯の一味。元マイアミ市警の刑事 |
マックス・ローガン | カレン・アレクサンダー | 高級コールガール、ジュリーのルームメイト |
ロイス・フィールズ | ヘザー・デイヴィス | コールガールの元締めマダム |
フレッチャー | ジョン・サリー | 身長2メートル以上のハッカー |
コンビニ店員 | ショーン・トーブ |
あらすじ (29分00秒の時点まで)
マーカス(マーティン・ローレンス)とマイク(ウィル・スミス)はマイアミ市警察に所属する麻薬課刑事のコンビ。マーカスは妻と3人の幼い子供たちに囲まれて暮らす家庭的な男で、マイクは自身が子供の頃に亡くなった両親から莫大な遺産を引き継いだ独身貴族である。
2人はタイプが全く異なり、度々衝突し合うものの、互いに職務には忠実で、コンビの相性は決して悪くない。
ある晩武装集団がマイアミ警察署に忍び込む。目的は、証拠保管庫に厳重に保管されていた末端価格1億ドル相当の、押収品ヘロインを盗み出すこと。犯人たちは、制服を着せた偽警官を市街地で殺害し、これを自ら通報することで大勢の警察官を現場に急行させ、手薄になった署の建物に屋上のヘリポートから侵入する。
犯人たちは、持ち込んだ道具を巧みに操り、自分達で設定した20分という制限時間内に保管されていたヘロインを綺麗サッパリ全て運び去った。
翌朝警察署では、マーカス(マーティン・ローレンス)とマイク(ウィル・スミス)の上司であるハワード警部(ジョー・パントリアーノ)は事態を非常に重く見ていた。何故なら、証拠品である1億ドル相当のヘロインが強奪されただけではなく、この犯行は警察関係者か元関係者の手引きがなければ成し得ない高難度な犯行だったからだ。
当然のことながら内部調査班のシンクレア警部(マーグ・ヘルゲンバーガー)も、既に署内の人間に疑いの目を向け始めていた。ハワード警部は、マーカス – マイク組をこの事件の主担当にし、サンチェス – ルイス組にその後方支援を命じた。そして、捜査権がFBIに引き継がれるであろう3日後までに事件を解決することを厳命する。
ロクな手掛かりが無い中、マイク(ウィル・スミス)は知り合いの高級コールガール、マックスのもとを訪ねる。犯人の一味が犯行の成功に浮かれればコールガールを呼んでパーティーを開くと考えたからだ。マイクに好意を寄せるマックスは、何か情報がつかめたらマックスに即座に知らせることを快諾する。
そんな中、案の定ヘロイン強奪犯の1人からコンパニオンの注文が入る。マックスは、金に困って自身の家に居候している友人のジュリー(ティア・レオーニ)を伴って注文主が滞在しているホテルのスイートルームへと向かう。部屋に着くと、注文主のエディは警察から強奪したヘロインの1パックを取り出しパーティーをしようと言い出す。
エディを一目見て嫌いになったジュリーがトイレに退避している間に、ボスのフーシェを含むヘロイン強奪犯の一味がスイートルームに戻って来てしまい、エディがヘロイン1パックをくすねていたこと、潜伏期間中にも関わらずコールガールを呼んだことに激高する。エディは元警官である自分のお陰で警察署襲撃が成功したと主張するが、一味は問答無用でマックスとエディを銃殺する。
トイレから出て来てこの殺害の現場を目撃してしまったジュリーは、その存在を強奪犯一味に気付かれ追い回されるが、間一髪逃げ切ることに成功する。
果たして、ジュリー(ティア・レオーニ)はこの後も無事に逃げ切ることが出来るのだろうか?マーカス – マイクのコンビは強奪犯を捕まえることが出来るのだろうか?
見どころ (ネタバレなし)
この章で、この映画の見どころを書いてみたいと思いますが、その内容は取りも直さず、(監督デビュー直後の)マイケル・ベイ監督の映像スタイルを述べるのと同義になると思います。それぐらいマイケル・ベイは、デビュー作から独自のセンス、スタイルが確立していました。
以下、3つの観点で書いてみますが、どれもネタバレなしで書いていきますので、予習情報だとお考え下さい。
爆誕!マイケル・ベイ・スタイル
では、マイケル・ベイ監督らしい映像スタイルってどんな物なんでしょうか。
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マイケル・ベイのスタイルは、一言で言うと、とにかくテンションの高い映像と言い表すことができると思います。ミュージック・ビデオやTVコマーシャル出身の監督さんらしく、2時間の映画とは思えないぐらい、要所要所に5分ぐらいのプロモ・ビデオか?と見紛うような、映像テクニックを余すことなく盛り込んだスピード感たっぷりのシーケンスが登場するんですよね。
それらは端的に言うと、派手なカーチェイス、爆発シーン、銃撃戦です。その際の撮影では、”寄り”、“ローアングル”、“ダイナミック”なカメラワークを多用し、それらを編集で細かくつなぎ合わせて行き、CGや特殊効果もためらわず投入するので、観客はハイスピードな緊張感に包まれることになります。良く言えばハイ・インテンシティーな映像と評価できますし、悪く言えば派手なだけで節操が無い映像と言えるかも知れません。
これをプロモっぽくスタイリッシュに仕上げるのが、マイケル・ベイの映像スタイルです。
1990年代中盤に爆誕したマイケル・ベイのスタイルを大いに楽しんでください!
マーティン・ローレンスとウィル・スミスのケミストリー
マーティン・ローレンスとウィル・スミスが演じる、マーカスとマイクの刑事コンビのケミストリーも見どころです!
圧倒的なカリスマ一人を主人公に据えて、そこを軸に物語を展開するというスタイルではなく、2人、もしくは3人の主人公を用意し、その関係性と併せて掘り下げ、その化学反応から物語に厚みを持たせるアプローチも、マイケル・ベイ監督の特徴的なスタイルだと思います。
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本作においては、それまではともするとストリートのギャングスタ―というステレオタイプ的なポジションに追いやられがちだったアフリカ系アメリカ人キャラクター2人を堂々の主役に据えています。1980年代に大ヒットした、同じマイアミを舞台にした刑事ドラマ「マイアミ・バイス」が、白人と黒人のコンビが主人公だったことを思うと時代の流れを感じます。
この映画では、ファッショナブルな衣装でクールに決めたマーティン・ローレンスとウィル・スミスの2人が、堂々の登場を果たします。
ただし本作の場合は同時に、長身の金持ち独身貴族と、妻の尻に敷かれ3人の子育てに四苦八苦する背の低い男という設定になっていて、その分かり易い凸凹コンビが、テンポの良い会話劇や時折見せるコンビ愛を通して見せる化学反応が、映画をアクション一本調子から救済し、高度なエンタメ作品へと昇華させてくれます。
こうしたユーモアのセンスで、作品のバランスを上手に取るのも、マイケル・ベイの特徴だと思うんですよね。大いに楽しんでください!
ウィル・スミスがまさに出世していった、その瞬間の目撃者になってください!
BGM からもブラック・カルチャーを演出
BGM がオシャレなのも、マイケル・ベイ作品の特徴だと思います。本作では、ダイアナ・キングの主題歌「Shy Guy」に象徴されるように、コンテンポラリーなブラック・ミュージックを軸に構成されたサウンド・トラックが、公開当時も結構話題を呼びました。
1990年代当時最新のヒップ・ホップとR&Bが、主人公2人が体現するブラック・カルチャーをBGMからも後方支援した格好になっています。見どころ(聴きどころ)です!
当時日本でも、この「Shy Guy」が至る所で流れていたような記憶があります。
まとめ
いかがでしたか?
ウィル・スミス、マーティン・ローレンスの大出世作であり、マイケル・ベイの監督デビュー作。そんなチャレンジングな一作だった本作ですが、結果は大成功で、その魅力をなるべく簡潔に述べたつもりです。
この作品に対する☆評価ですが、
総合的おススメ度 | 4.0 | 時代を変えた作品! |
個人的推し | 3.5 | いつか観るリストに入れるべし |
企画 | 4.5 | 新時代の幕開け! |
監督 | 3.5 | 無反省ですよね(笑) |
脚本 | 3.0 | ベタベタな感は否めない… |
演技 | 3.0 | 必要十分な感じ |
効果 | 4.5 | 限られた予算で見事な緊張感 |
このような☆の評価にさせて貰いました。
名作と言ったら褒め過ぎだと思うけど、1990年代の時代の息吹がタップリと注ぎ込まれていて、ハリウッドのターニングポイント(転換点)になったのは間違いない作品だと思います。なので、いつかは観ることをおススメしますが、今観るとちょっとベタベタな感想を持つかもしれません。
ジェリー・ブラッカイマーがお膳立てしたウィル・スミスの大出世作をチェックしておくか!ぐらいの感覚で観て頂くのが、肩肘張らなくて良いかも知れません。
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