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【聖地巡礼】シカゴ・ロケ地巡り3 (アンタッチャブル、ダークナイト、ブルース・ブラザース、逃亡者、フェリスはある朝突然に、ミッション:8ミニッツ)

2023年11月にアメリカ合衆国イリノイ州シカゴに、映画のロケ地巡り、いわゆる聖地巡礼に行ってきました。同じようにシカゴの聖地を巡りたい方、Google Street Viewで場所を特定したい方向けに、聖地巡礼レポートを発信したいと思います。参考になると嬉しいです。

第3回目は、ダウンタウン・ループ・エリアの北寄り中央です。『ミッション: 8ミニッツ』『アンタッチャブル』『ダークナイト』『ブルース・ブラザース』『逃亡者』『フェリスはある朝突然に』の聖地、都合5か所をレポートします。

目次

巡礼の概要

今回(2023年11月)の聖地巡礼では、シカゴ・ダウンタウンのループ・エリアを中心に回りました。

ループ・エリアとは、”ループ”と呼ばれる高架電車の環状線が回る地域のことで、筆者の理解では、北と西をシカゴ川に囲まれ、アイダ B. ウェルス・ドライブより以北、ミレニアム・パークより以西の区画だと思っています。

ループ・エリアを含むシカゴのダウンタウンとは、おおむね下の地図にある地域のことです。

Google Mapで見るとこんな感じ。

固定画像で見るとこんな感じ。

そして、第3回目のこの記事で取り上げるのは、上図のオレンジ枠で囲まれたエリアの5つの聖地です。

ここからその5ヵ所についてのレポートを書いてみたいと思います。

ループ・エリアの中央北寄り

シカゴのダウンタウン・ループ・エリアの中央北寄りの詳細地図はこんな感じ。

東西南北に綺麗に区画整備されたダウンタウンの街並みに、オフィスビル、ホテル、商店が立ち並び、その間を縫うようにループ(高架鉄道)が走っています。

これから上図にある8つの赤マークの地点を5つに分けてレポートします。皆さんの聖地巡礼、もしくはGoogle Street Viewでの疑似旅の参考にしてください。

Cloud Gate – 『ミッション: 8ミニッツ』

ループ・エリアの東側にあるミレニアム・パーク。この敷地内に展示されている大変個性的なオブジェ ”Cloud Gate (雲の門)” をご紹介します。

Cloud Gate はミレニアム・パーク内にある

映画『ミッション: 8ミニッツ』は、2011年に公開されたSFサスペンス作品です。原題は『Source Code』と言い、ある天才科学者が開発したコンピュータ・システムが、過去に起きたテロ事件の犯人究明に試験的に用いられるというスリル満点の映画です。主演はジェイク・ジレンホール。

その劇中に、件の”Cloud Gate”が大変印象的な形で登場するので、その場所を実際に訪ねてみました。詳細は短い動画にまとめてありますのでそちらをご覧ください。

Cultural Center – 『アンタッチャブル』

Cultural Center は、ミレニアム・パークを出て、シカゴ・ダウンタウン最大の通りであるミシガン大通りを渡ると目の前にあります。

Cultural Center はミレニアム・パークの目の前にある

本当はこの建物の屋内には、ティファニー・グラス・ドームという見事なお部屋があるのですが、今回は割愛。

映画『アンタッチャブル』の、ある象徴的なシーンに登場したという一点に集中して聖地巡礼したいと思います。

こちらの短い動画をご覧ください。

あわわっち

この建物を見上げた時、胸が熱くなってしまいました。

Chicago Theater – 『ダークナイト』

1921年に、Balaban and Katz Chicago Theatre という名で産声を上げたChicago Theaterは、100年以上の歴史を誇るシカゴのランドマーク。街を歩ていると突然このド派手な建物が目に飛び込んできます。

シカゴ劇場はループ・エリア中央より北寄りにある

こちらは『ダークナイト』(2008年) に出てくるから訪ねたというより、シカゴに来たからには当然行ってみるでしょ?という主旨で見に行ったというのが正直なところです。

『ダークナイト』の劇中では、ブルース・ウェインと執事のアルフレッドは、彼らが香港で行うある秘密作戦を立案します。しかし、ブルースがその作戦に関与している証拠を残さないためにはアリバイ工作が必要で、そこで思い付いた方策が、劇場に出演するはずだった世界的なプリマドンナと、金に物を言わせて太平洋洋上でクルーズ・デートを楽しでいる体(てい)にするというもの。

そのプリマドンナがキャスティングされているバレエ公演を観に来たハービーとレイチェルは、そのあおりを食った突然のバレエ公演中止(Performance Cancelled)に、怒りを通り越して呆れるというシーンで、このシカゴ劇場の入り口が使われます。

こちらも短い動画にまとめてありますのでどうぞ!

シカゴ市庁舎・ピカソ – 『ブルース・ブラザース』『逃亡者』

シカゴ市庁舎とその目の前にあるピカソは、度々映画に登場します。

シカゴ市庁舎の目の前にピカソの彫像があります

シカゴ市庁舎は建物が大変美しいので、内部に入居している関連部署とストーリー上で上手く接点を作れれば、映画的に”映える”絵を撮ることができます。かつ、目の前にある『無題』という題名のピカソの彫像もあるので、この一画全体が映画にもってこいなんでしょう。

『ブルース・ブラザース』(1980年)ではラストに面白おかしく、『逃亡者』(1993年)においては物語の転機となる重要なシーンでこの市庁舎が登場します。

ピカソの広場とシカゴ市庁舎の様子を短い動画にまとめましたので、是非ご覧ください!

あっつ

ハリソン・フォードになり切っちゃいましたw

あわわっち

40年以上を経て、撮影当時と同じ場所に立てるなんて幸せ!

North Dearborn Street – 『フェリスはある朝突然に』『逃亡者』

ちょっと意外なのはこちらのロケ地。ピカソの広場の目と鼻の先の、普段は何の変哲もない街角で2本の映画が撮影されています。具体的には、North Dearborn Streetという通りです。

それもそのはず。どちらの作品でもフィーチャーされたのは街のパレード。『フェリスはある朝突然に』(1986年)ではドイツ系色の強い『シュトイベン・ドイツ・デー・パレード』、『逃亡者』(1993年)ではアイルランド系色の強い『聖パトリック・デー・パレード』が映画に登場したのです。

前者では、その日高校をサボった高校生フェリスがパレードの行列に紛れて大胆にも歌と踊りを披露する様が描かれ(歌はリップシンク)、後者では、シカゴ市庁舎に真犯人を探しに来たキンブル医師が、それを嗅ぎつけた連邦保安官補(トミー・リー・ジョーンズ)に追い立てられるがパレードの行列に紛れることで難を逃れる様子が描かれます。

ピカソの目と鼻の先の街角もロケ地に

普通の通りが映画の舞台になった様子を簡単に短い動画にまとめてありますので、是非ご覧ください!

普通の通りが、大変華やいだり、あるいはとても緊迫感が生まれたり、パレードの魔力なのか映画の魔力なのか。

まとめ

いかがでしたか?

シカゴの聖地巡礼レポートの第3回目は、ループ・エリア中央の5つの聖地をレポートしました。

『ミッション: 8ミニッツ』『アンタッチャブル』『ダークナイト』『ブルース・ブラザース』『逃亡者』『フェリスはある朝突然に』って、こんなところで撮影されたんだ!と、なるべくリアルに雰囲気が伝わっていると嬉しいです。

第4回目以降もお楽しみに!!

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